2009年からネット上で繰り返されてきたエド・はるみ(お笑い芸人 50歳)に対する執拗な誹謗中傷に対し、弁護士が法的措置を取ることを発表しました。

彼女の弁護士によれば「一部週刊誌が(彼女の)テレビ出演が減った理由として、先輩芸能人や共演者に対し、あたかも彼女が自身の立場をわきまえず、
横柄な態度をとり続けたことが原因であるかのように記載したことに端を発し、その後ネット上で彼女に対する執拗な誹謗中傷記事が続き、さらにそれに呼応する形で掲示板等に
おいても彼女同氏を誹謗する内容の投稿が続いている」とのことです。

私もかつて「2ch」等の掲示板において「ある団体を独裁的・専横的に支配して私腹を肥やしている」とか「福岡で風俗店を経営している」等の事実無根の誹謗中傷を2年間受け、
東京地裁にて名誉棄損の訴訟を行ったことがあります。

ところが結論から言えば、わが国では誹謗中傷を行った者は結果的に「ヤリ得」なんです。
それは、メディア等に登場したり、著書があるとか、社会的に名声や地位がある人物の場合、少々の事実無根の誹謗中傷は「有名税」とみなされ損害賠償請求が認められないケースが
あるからです。
このため、弁護士費用は原告(訴えた者)の持ち出しとなります。

さらに私の場合は、事実無根の誹謗中傷を行う人物に対して「法的に対抗するぞ」と数回警告したことが、逆に「威圧行為」とみなされました。

私が実際に受けた名誉棄損行為では、幸い「3点において名誉棄損行為が存在した」ことは判決で認定されましたが、実際に誹謗中傷した人物にはペナルティがありませんでした。

エド・はるみのケースも、おそらく裁判所は誹謗中傷行為・名誉棄損行為があったことは認めるかもしれませんが、週刊誌の記事や「2ch」等の掲示板の書き込みはそもそも信用性が
低いと一般的に見なされているとの理由で損害賠償まで認める可能性は低いと思われます。

わが国では、とにかく誹謗中傷を行った者は結果的に処罰されることはマレでほとんどが「ヤリ得」なんです。

( エド・はるみ と敬称を付けないのは、わが国では歴史上の人物や有名人には敬称付けないという慣例があるからです。彼女を呼び捨てにしている訳ではありません、念のため)