脳内写生3

脳内写生は選ばれた少数の例外者のための案内表示であり、「飾り窓の天使」と連携したブログです。

2016年12月

バスト
新垣結衣と星野源が出演するTVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で、「夫婦は共同経営責任者」という「名言セリフ」が飛び出し、ネットで賛同する意見が続出しました。

確かに「男女平等」「男女共同参画」の時代なのだから「夫婦は共同経営責任者」なのかもしれません。


でもね実は、共同経営責任は必ず「もめる」、絶対に「うまくいかない」ものなんです。


共同経営責任と言っても、会社には「代表取締役」が必要であり、「代表取締役」の印鑑登録は事実上1名しか受付けられません。


つまり50:50(フィフティ・フィフティ)の共同経営責任者はあり得ないのです。


また、女性の多くは人生の責任を取りたくないから結婚して、あらゆる重要な決断は夫に任せようとします。
また子供が生まれると妻は子供を味方に付けようとするので夫婦のパワーバランスは崩れます。

従って実際の夫婦関係においても、完全に50:50の共同経営責任者はあり得ません。


ネットには「共同経営責任者」なる伴侶を求むと言った書き込みが多数存在しますが、これは甘いな~。


今年一年、ご愛読ありがとうございました。

画像は年末の挨拶代わりです。


トランプ

アベさんとオバマさんがパールハーバーで戦没者の慰霊を行いました。

そのスピーチのなかで強調されたのは「寛容の大切さ」と「和解の力の強さ」でした。

平和によって得られる(経済的)成果は、戦争によって得られる成果よりも大きいとオバマさんは述べており、日米はパールハーバーの奇襲攻撃に始まり、まさに血みどろの太平洋戦争を経て、遂に広島・長崎への核爆弾の投下によってわが国は無条件降伏しました。

しかし日米は75年を経て「寛容の大切さ」と「和解の力の強さ」に基づく強い同盟によって世界の経済をリードするまでの国力を回復しました。

オバマさんは、なぜ、あと任期わずかのいま、誰に向かって「寛容の大切さ」と「和解の力」の必要性を訴えたのでしょうか。

彼は、対立や孤立姿勢を強めるトランプ次期大統領に対して、中国指導部に対して、ロシアの大統領に対して、韓国の政治家と国民に対して、そして戦闘とテロを続けるISSに対して、「寛容の大切さ」と「和解の力」の強さを伝えたかったのです。

しかし、この高尚なメッセージを理解できる国々がいくつあるのか、はなはだ疑問です。

無題1
「ワイルド わたしの中の獣」は、ドイツの女性監督が描いた野生のオオカミを愛し性交する女性をテーマにしています。

獣姦は重大なタブー(禁忌)の侵犯ですが、オオカミとその野生に魅了された女性はオオカミを捕らえて一緒に暮らすうちに、彼女自身も次第に野生にめざめていきます。

身体が薄汚れていても、部屋が臭くなろうが、オオカミが部屋の中をメチャメチャにしようが、室内で放尿しても彼女はそれを受け入れてしまう。

本来、誰を愛そうが、誰と性交しようが、たとえ獣姦しようが、それはプライベートな領域のことなので、それこそ当事者の「自由」です。

ちなみに、「獣姦」と「動物性愛」「獣婚」は同一視すべきではありません。

ニワトリや羊等のメスを男性が性欲を満たす代償として一方的にレイプするのが「獣姦」であり、ペット等を溺愛した結果の人間と動物等の「異種性愛」「動物性愛」「獣婚」は、「獣姦」とは明らかに同一視すべきではありません。


上記の映画は「獣姦」ではなく、世界中に伝説や神話として残る「異種性愛」や「獣婚」を現代によみがえらせた作品なのです。

空気銃

突然、刑事が訪ねて来ました。

「最近変わったことはないか?」
「入居者の中にトラブルを起こした人物はいないか?」
「不審な人物が訪ねて来ることはないか?」

最近、警察を批判するブログを書いたせいで、とうとう捜査員がやってきたのか・・・

あれこれ遠回りな質問をされているうちに、どうやら捜査の対象は私ではなく、同じ建物に居住する女子大生が捜査対象であることが分かりました。

彼女は大学の射撃部に加入したとのことで、射撃用の銃の購入に際して、普段の服装や言葉遣い、男性との交友関係、洗濯の回数、ゴミ出しの習慣など、こと細かな生活についての聞き込みが目的でした。


射撃用のライフル銃の購入には、精神科医の診断書や親族の調査・競技団体の推薦状など多くの条件があり、昔から身辺捜査が行われることは知っていましたが、鉛の小さな弾丸を圧縮空気等の力で発射し、有効射程が40メートルぐらいで空き缶を凹ませ、鳩をしとめるぐらいの威力しかない空気銃の所持にこれほど厳しい調査を警察が行うとは驚きでした。


なお、所持に許可がいる空気銃と、BB弾を発射する市販品のエアガンは別物です。

彼は前回の逮捕の際に、警察に対する強い不信感を抱いていたことは間違いありません。

警察は、覚醒剤で逮捕され、裁判で執行猶予になった人物を徹底的にマークし、狙い打ちします。
特に有名人は、薬物犯罪の抑止効果、「みせしめ効果」があることから、ことさら厳しく「監視」されます。

そのことを彼は充分自覚していたのでしょう。
彼が監視されている、サイバー攻撃をされていると思ったのは警察による監視なのです。

しかし、薬物犯罪の「みせしめ効果」があることから、ことさら厳しく「監視」されるということは、換言すれば、警察はあらかじめ強い「先入観」や「予断」を抱いて彼を「監視」していたことになります。

彼はこうした警察の強い「予断」を見抜いていたのです。

だからこそ自宅での尿の採取の際に、自分の尿をそのまま提出したら、警察によって「すり替え」られ、やがて裁判で有罪にされる可能性があると確信していたのです。

強い「先入観」や「予断」を抱いていた捜査員は、まさか彼が紙コップにお茶を入れるとは考えず、その捜査員の強い思い込みがあったからこそ、彼は尿を入れる紙コップに、事前に用意したお茶を入れるという「離れ業」ができたのです。

問題は後日、そのお茶から覚醒剤反応が出たことにあります。

警察は断じて認めないでしょうが、警察は科捜研に紙コップの中の尿(実はお茶)の鑑定を依頼する前に、その液体に覚醒剤を混入させたのです。
これは警察による明らかな証拠の「でっち上げ」です。

なぜそう断定できるのか?

それは彼が提出した液体から覚醒剤反応が出たことで誤認逮捕され、昨日釈放されたからです。
科捜研はその液体が尿ではないことは容易に確認したと思います。
それなのに証拠としての「尿」が「お茶」で、その中から覚醒剤反応が出た・・・
警察の捜査を指揮する検察官は、証拠の尿が実はお茶で、そのお茶から覚醒剤反応がでたと知ったら?
これでは、余程のアホ検察官でも「こりゃ何かおかしい」と気付き、裁判の証拠としてこの液体は「証拠価値がない」と判断し、彼を釈放します。


尿を採取する捜査員が立会人すら置かず、証拠採取の手続きを一切省略して、お茶と尿の違いに気付かないほど「油断」していた。
否、警察官の油断というより、警察官は強い「先入観」や「予断」の固まりだったのです。
その強い予断が、科捜研に紙コップの中の液体(お茶)の鑑定を依頼する前に、その液体に覚醒剤を混入させ、彼の有罪を担保した(有罪を確実なものにした)のです。


ASKAさん、あなたは凄い!
現代の警察が、自ら事件を「でっち上げる」ことを、そして「証拠」を捏造(ねつぞう)する事実を堂々とカラダを張って証明してみせたのです。

彼は執行猶予中の元薬物犯罪者から、完全な「国家犯罪の被害者」、その生証人、気の毒な犠牲者・警察権力と戦う英雄になったのです。

日弁連、なぜ動かない!?


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