日本統治下の朝鮮半島は、日本帝国からの移住や移民によって開発されていたのであり、当時は、日本帝国の朝鮮総督が行政権・立法権をも持ち、さらに裁判所(司法権)も総督府所属部署として総督の指揮下にありました。
つまり、朝鮮半島は日本帝国に政治的・軍事的に支配されている地域であったのであり、朝鮮半島は日本帝国支配下の「植民地」でした。
「植民」(殖民)とは、ある国の国民または団体が、本国(宗主国)に従属する関係に置かれた地域に移住・定住して、経済活動や開拓活動などをすることであり、当時、欧米の列強国は日本を除くほとんどの国々を「植民地」にしている時代でした。
その当時、欧米の列強国は武力等により「植民地」を獲得し、「植民地」のすべてを支配し、「植民地」を完全に隷属させ、侵略によって「植民地」を増やすことは悪いことではなく、強い国々にとって「植民地」を支配し、その領土を拡張し、あらゆる「もの」と「人々」を搾取することは、むしろ当然のことであり、当時それは「奨励」すべきことであったのです。
また欧米の列強国は、当然のごとく植民地の住民を使役に刈り出したり、現地の女性を支配者のための「性の植民地」として利用していました。
当時は「身売り」(人身売買)も売春も違法ではなかったのです。
こうしたさまざまな「暴挙」が公然と許されたのが「植民地」の時代なのであり、こうした苦難を超えて、戦後、多くの国々が「植民地」からの独立を果たしています。
たとえば、世界の4分の1を「植民地」にしていた大英帝国は、香港を手に入れるために麻薬をばらまいて「アヘン戦争」を起こし、その結果、中国から香港を100年間割譲させていますが、中国も香港も、イギリスに対して反感を抱いていません。
また、朝鮮半島全体が中国の「植民地」であった時代もあるのですが韓国も北朝鮮も中国に対して反感を抱いていません。
韓国が「慰安婦問題」とか「徴用工問題」について日本に対して執拗に謝罪を要求して来ますが、過去の「植民地時代」の謝罪を求めても、その時代は「身売り」も「徴用工」も「性奴隷」も違法ではなかったのです。
否、たとえ日本が「植民地」時代の行為をさかのぼって謝罪したとしても、韓国が得るものはなにもないのであり、韓国はただ日本との関係修復に遅れを取るだけです。
かつての、侵略による「植民地」の時代を忘れることができない韓国や北朝鮮・中国の根強い「反日感情」は、日本というちっぽけで同じ東アジアの黄色人種に隷属させられたことが、いまも「気に入らない」「しゃくに障る」「我慢ならない」だけなのです。
同じことが米国の芸能界のセクハラ告発騒動にも当てはまります。
かつて米国の芸能界で横行したセクハラが、どうしても「気に入らない」「しゃくに障る」「我慢ならない」と女性たちが「me too」(私も同じめに会った)と告発し続けたのですが昨日(2018年1月28日)の米グラミー賞授賞式では、参加者が胸に白いバラを付けて「Time's Up」(タイムズ・アップ:もうセクハラはやめよう)、そして「ジェンダー(社会的性別)の平等」をアピールしました。
今月初めに開かれた米ゴールデン・グローブ賞の授賞式では、出席者が黒い衣装で参加し、セクハラに対する抗議を行いましたが、今回の胸に白いバラを付けてのセクハラ撲滅キャンペーン「Time's Up」は、「白バラは(社会的性別の平等に対する)敬意の象徴である。新しい始まりをたたえ、未来への希望を表明する」ものでした。
できることなら、「植民地時代」が「気に入らない」「しゃくに障る」「我慢ならない」「me too」(私も同じめに会った)との立場から抜けだして、「Time's Up」(終わりにしよう)、そして新たな始まりと未来への希望を持とうと、反日感情を抱き続ける韓国・北朝鮮・中国に、私は言いたい。