脳内写生3

脳内写生は選ばれた少数の例外者のための案内表示であり、「飾り窓の天使」と連携したブログです。

2018年02月

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LGBTQ(GLBTとも表記される)とは、社会的少数者、特に「性的少数者」のことで、女性同性愛者(Lesbian)・男性同性愛者(Gay)・両性愛者(Bisexual)・性同一性障害や性別越境者(Transgender)・性的な変わり者(Queerまたは自己の性別が判然としない者 Questioning)の頭文字です。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、2020年に開催される東京オリンピックのゴルフ会場について、そのゴルフ場が女性の正会員を認めていない点について「男女平等の精神にそぐわないのであれば、別の会場にすべきだ」と述べ、さらに同会長は「(東京オリンピック)は、あらゆる面で差別を認めない」と強調しました。

「あらゆる面で差別を認めない」ということは、男女共同参画の推進のみならず、「性的少数者」であるLGBTQの人々への性差別も撤廃せよということです。

多様な性別を認め、多様な性のあり方を認めるといういうことは、多様な身体のあり方を認めることであり、「多様な性別を認め、多様な性のあり方を認め、多様な身体のあり方を認める」とは、多様な人格を認めることであり、一人の人物の中に性別を超越した複数の人格が混在することを認めることになります。

そればかりか、大衆が宗教や道徳・様々な社会的規範によって2000年以上もタブーとして抑圧してきた性欲や官能的快楽についても、これらを抑圧する正当な理由がなくなることから必然的に「多様な性欲のあり方」も肯定する社会とならざるを得ません。

東京オリンピックまでのわずかな期間で、大衆が男女共同参画とLGBTQへの理解を示し、「あらゆる性欲を否定しない、なんでもありの社会」に適応することができるのでしょうか?

ある相談掲示板に「セックス依存性の22歳♀です。真剣に凄く悩んでいます。毎日毎日違う男性とセックスしていて、このままでは良くないとは思っているのですがやめられません。やめようと思っても、私の外見が、男性が好む容姿であるらしく、よく誘われ、そのまま…という感じです」との相談がありました。
この女性を読者は「病気」と決めつけますか、それとも「ありのままでいいんだよ」と肯定できますか。


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1月24日のブログ「不倫ハラスメント」で、【不倫は犯罪ではないし、当事者間のプライベートな問題であるのに、メディアによってフレームアップされ、法律のワクを超えて、大衆による「リンチ」(私的処刑)のような形で才能がある人物が社会的に抹殺されてしまいます。
結局、メディアは不倫だ不倫だと騒ぎますが、不倫は犯罪ではないのですから、これは「メディアによる不倫いじめ」なのであり、「不倫ハラスメント」と呼ぶべきなんです】と書きました。

女優で歌手の小泉今日子が36年間所属していた芸能プロダクションから独立すると共に、かねてから妻子ある男優 豊原功補と不倫していることを自ら認めました。

もしかしたら、小室哲哉が「週刊文春」の記事で不倫を報じられ社会的に抹殺されたため、彼女は不倫報道が出る前に自ら告白することでダメージを少なくしたのかもしれません。

その結果、彼女の勇気ある告白に対して「賞賛」に近いコメントも聞かれるありさまなんです。
不倫がバレた小室哲哉は叩かれ、自ら不倫を認めた小泉今日子は「賞賛」される、これこそ「メディアによる不倫いじめ」の実体なのであり、これこそ「不倫ハラスメント」なんです。

不倫で叩かれたベッキー、不倫で左遷された局アナ、不倫の斉藤由貴。

でも小泉今日子の不倫は叩かれない。
それは人気の差なのですか、それとも「実力」の差なんですか。


レースクィーン

F1(フォーミュラー1のカーレース)の主催者(FIA)は、2018年のシーズンからレースクイーン(Race queen:和製英語・英語では「Grid girl」グリッドガール)を廃止すると発表しました。

廃止の理由としてF1のイメージにもはやレースクイーンの存在が合わないこと、レースクイーンを置くことが女性蔑視と見なされる恐れがあることです。

いずれは、プロボクシングのラウンドガールやモーターショウ名物のコンパニオンも同様の理由で廃止される可能性があります。

女性を「そえもの」として扱うことは男女共同参画の時代には許されないことなのです。


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