脳内写生3

脳内写生は選ばれた少数の例外者のための案内表示であり、「飾り窓の天使」と連携したブログです。

2019年06月

いらない

2014年にダッチワイフのネタで大ブレイクした日本エレキテル連合の「未亡人 朱美ちゃん」という有名なコント。
あのコントは、実はダッチワイフ(人型セックスドール)ではなく、AIを備えたセックスロボットとのやりとりであって、「ダメよ、ダメダメ」はその年の流行語大賞も受賞しています。

このコントをアカデミックに論じれば、AIを搭載した会話ができる「未亡人 朱美ちゃん」と呼ばれるセックスロボットを購入した60代ぐらいの男性が「未亡人 朱美ちゃん」をしきりに口説くのですが、何をいっても「ダメよ、ダメダメ」としか答えないので、最後は購入先に電話して「おしゃべりワイフ 未亡人 朱美ちゃんが壊れているので別のおしゃべりワイフと交換して欲しい」と申し出るのであり、その口説きぶりは単にセックスドールに対する性的欲望のはけ口としてではなく、会話を求めたり「温泉に行こう」等の所有者の孤独を癒やすパートナー・ロボットもしくは性的な生き甲斐(セクシャル・ヘルス)としての要素をコミカルに表現しています。

欧米ではセックス・ロボットは性的欲望のはけ口であり、性犯罪を誘発する存在として販売を規制する動きがありますが、LGBTに寛容で同性婚すら認めるのであれば、近い将来、AIを搭載したパートナー・ロボットとの結婚やペットとの結婚さえも受け入れる時代が到来する可能性があります。

なぜなら、社会的マイノリティのみならず個人の個性の違いが尊重されるのであれば、誰かが誰かと結婚するかは国家が干渉すべきことではなく、文字通り「大きなお世話」「プライバシーの侵害」となりかねないからです。
いわんや「ダイバーシティ」がめざすところは、有能な人材の発掘・・価値観の多様性・異質で斬新なアイデアの喚起・社会の多様なニーズへの対応なのですから、AIを搭載したパートナー・ロボットがもたらす恋愛感情や性的な生き甲斐を否定する根拠はもはや何もないことになります。
 

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Twitterで注目されている職場でのパンプス・ハイヒールは女性にとって苦痛だと主張する「#KuToo」運動が広がりを見せている一方で、根本厚生労働大臣が「#KuToo」運動の署名1万8800人分の要望書と署名が提出された件について、今月5日の衆院厚労委員会の答弁では、「社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲かと思います」と述べ、事実上、「職場でのパンプス・ハイヒールの着用は社会通念に照らして企業が業務上必要かつ相当な範囲と判断すれば許容される」との発言があり、その場合はパワハラに該当しない旨の見解を表明しました。

この大臣の発言の背景には、職場でのパンプスやハイヒールは女性にとって苦痛だという主張は、職場にいくつも存在する多くの「愚痴」の一つにすぎず、「#KuToo」運動のきっかけとなったグラビア女優でライターの石川優実氏が自ら認めているように、「私の何気ない愚痴ツイートから始まりました。連日の立ち仕事で、足が悲鳴をあげていた夜に呟いた愚痴ツイート」と書き込んでいるように、「#KuToo」運動は彼女の「愚痴」から始まったことが影響しています。

このため同大臣の上記の発言は、企業が業務上必要かつ相当な範囲と判断すれば、職場で女性にパンプス・ハイヒールの着用を求めることは社会通念に照らしてパワハラには相当しない、極論すれば、きりがない女性の愚痴にいちいち厚生労働省が取り上げるつもりがないと門前払いしたも同然なのであり、結局、「#KuToo」運動がそのものが働く女性たちの愚痴の集合体にすぎないという運動全体の矮小化を招くと共に、むしろわが国の旧態然とした現在の企業体質を肯定した発言となってしまいました。

海外の先進国では、職場で女性にパンプスやハイヒールの着用を強制することはパワハラに該当すると共に、女性の足腰を痛めつけ、働く女性の健康を損なう一種の「労災」とみなす傾向が顕著ですが、わが国ではまだ企業側が必要と認めればパンプスやハイヒールの着用の強制はパワハラにならず、経営側の社会通念にもとづいた判断に委ねるという残念な状況なのです。

また石川優実氏の、「#KuToo」運動そのものが、彼女の「愚痴のつぶやき」からスタートしたことで、上野千鶴子流の筋金入りフェミニズムとは見なされなかったのであり、職場で女性にパンプスやハイヒールの着用を強制することはパワハラだとする意見に署名を集め、厚生労働省に提出するという戦略そのものが稚拙でした。


以前も指摘しましたが、世の中には「美脚パンプス」「就活パンプス」など履きやすさを強調したパンプスが氾らんしていますが、女性用の靴は基本的に見た目のデザインや流行を優先して作られているので「快適さ」は二の次なのであり、さらに「誰にでも合うように作られた靴は誰にも合うはずがない」という矛盾を内包しています。
デパートでは、女性の靴の売り場が化粧品売り場と隣接していることが多いのですが、若い女性にとって脚や靴はあくまでもオシャレやファッションのツールにすぎないのです。
こうした若い女性たちが、外国の運動をマネて署名を集めても厚生労働省が動かないのは当然の帰結と言わざるを得ません。

パンプスを履きたい女性にも、パンプスを履くことが苦手な女性にも、疲れにくくて働きやすく、災害や通勤の往復の労災をもカバーする快適なビジネスシューズを開発すること、そしてパワハラだと騒ぐのではなく、「男女共同参画法」(総務省男女共同参画局)にもとづいて働く女性の健康増進や働く女性のストレスの軽減や能率UP等のメリットを強調すべきなんです。
(一般社団法人 防災減災健康靴普及協会のHP参照)




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ミネソタ大学法学大学院准教授のフランシス・シェン氏は「セックスボット(セックスロボットのこと)と性交渉をする日はすぐ来る、しかし安全性やセキュリティーにはまだ問題があると疑念を表明しています。

全米でアラバマ州だけが唯一、「人間の性器の刺激を主要な目的とする」器具(セックストイ)の販売を禁止していますが、それは個人のもっともプライベートな官能的快楽の領域を法律が規制していることになります。

ところがAIを搭載したセックスロボットは、人間の性器の刺激するだけでなく、人工知能で学習することで人間と感情的な関わりも持つ存在となります。
たとえばすでに開発された成人型のロボットは、「子供のオモチャ」にも、「大人のオモチャ」にもなると共に、子供の世話から高齢者の介護まで人間のあらゆる要望をこなせるロボットなのです。

さらにこうしたロボットは、所有者の好みを学習し、その性的な嗜好や情報を保存し管理することになるハズです。
もし、こうしたプライベートな情報がハッキングされたり、性犯罪者の監視目的に利用される可能性すらあります。

しかし、ごく最近までLGBT(同性愛・トランスジェンダー等)が白い目で見られていたのに、それも単なる個性とか多様性と見なされるようになったように、セックスロボットとの恋愛や婚姻が、いつの日か個性とか多様性と見なされるようになる可能性があります。

否々、「スマホ依存症」や「ゲーム依存症」そのものが、「子供のオモチャ」にも、「大人のオモチャ」にもなるデジタルテクノロジーなのであり、
現に、スマホもゲーム機は子供の相手から高齢者の相手まで人間のあらゆる要望や情報を満たしてくれる恋愛対象なのであって、「エロアニメ」を引用するまでもなく、すでにデジタルテクノロジーに対する人間の「耽溺」は始まっているのです。

(画像はイメージです)


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