大学の文化祭で開催される「ミス○○大学」と呼ばれる「ミスコン」を廃止する大学が増えて、男性も女性もエントリーできるコンテストやLGBTQも参加できるコンテストに変貌しつつあるようです。
その理由として「女性の美しさに優劣を付けるべきではない」とか「そもそも人間に順位を付けること自体が間違っている」といった考えがあるようなのですが、私はそれこそが「大衆社会」の愚かな考えだと思っています。
「優劣を付けるな」「順位を付けるな」ということは「なんでも平等にすべきだ」という考えなのですが、大衆社会において、貧富の差やイジメ・争い・美醜をめぐる競争等がなくなったことは一瞬でもなかったことであり、特に女性は自らの魅力を武器に仕事や恋愛・結婚等を有利に進めようとするので、女性自身が常に自身の魅力を競い合う生き方をしているのです。
見た目の美しさを堂々と争うことは、むしろ女性だけの特権なのではありませんか?
フェミニズムの欠点は女性の地位や権利の向上を目指しながら、多くの女性ゆえの特権を放棄してしまうことにあります。
男女の間でまったく性差的な差異がない状況を女性が望むことで、女性がますます過酷な状況に追い込まれて行くことに少しは気付くべきではありませんか?
犬のように忠実で、馬のように働き、社畜化することが真のフェミニズムなのか、私は疑問を覚えます。