トランプ

米英主導による国際秩序の時代は終わりました。

イギリスはEU離脱を決め、アメリカは世界の警察官であることを事実上、放棄しました。

そればかりか、アメリカは自国内の既得権益者による政治、いわゆるエスタブリッシュメント(米国の伝統的な保守支配階級)の支配を否定したのであり、同盟国との関係も米軍の駐留経費を負担するかしないか、つまり「金さえ出せば守ってやる」「傭兵(ようへい:雇われの兵隊)による同盟関係」へと変質したのです。

これ幸いと喜ぶのは中国・ロシア・北朝鮮でしょう。
中国は南沙諸島の人工島をどんどん軍事施設化し、尖閣諸島も平然と占領する。
ロシアは、ほぼまとまりかけていた北方領土の2島返還をとりやめる。
北朝鮮はさらに核軍備を進める。

古めかしい言い方をすればかつての「枢軸国」が消滅したのです。
「枢軸国」とは第二次世界大戦で連合国として戦った国々のことで、換言すれば戦後のヤルタポツダム体制(YP体制)そのものが廃退した(気風がすたれて衰えた)ことを意味します。

いまこそわが国は原爆を2発落とされた被爆国としてトランプの言葉どおり堂々と核武装すべきであり、日米安保を破棄して自前の軍備を保有する真の独立国になるべきでしょう。
そうなれば沖縄の米軍基地問題などすぐ解決します。

なぜなら米国は「アメリカ第一主義」の国、つまり自国のことしか考えない国になったのであり、米軍がわが国を守ってくれると考えるのは幻想にすぎません。


戦争をしたくないなどと呑気なことを言っていると、日本は「侵略しても抵抗しない国」と見なされ中国・ロシア・北朝鮮に蹂躙(じゅうりん)されます。

私はネット右翼(ネトウヨ)ではありません。
わが国こそ核武装すべきであり、トランプがそれを公言しているのですから。