JTBC2

韓国の前統領、朴槿恵の罷免の「きっかけ」なんだったのか?
改めて冷静に考察してみました。

朴槿恵と崔順実の癒着、崔順実の国政への干渉等がバレたのは、昨年10月、韓国のTV局「JTBC」が崔順実のパソコンの中にあった朴槿恵と崔順実の癒着・崔順実の国政への干渉等を裏付ける電子ファイルを「独自」に入手したからでした。

当初、「JTBCの記者が崔氏事務所を取材で訪れたところ、偶然にもタブレット型のパソコンを入手した」と説明され、そのパソコンは「崔順実の事務所の外に置いてあったパソコンだった」と入手の経緯が報道されました。

その翌日、朴槿恵大統領(当時)は事実関係を認めたうえで「(崔順実氏は)かつて私が困難な時期に助けてくれた縁で、先の大統領選当時、演説や広報分野で個人的に指摘してくれた」関係であると説明し、国民に謝罪しました。
それを受けて、韓国検察が大統領府を捜査するという異例の事態に至ります。

崔順実はかつて複数の事務室を持っていましたが、昨年10月の時点では、すべての事務所を引越していました。
しかし、ある引越し後の事務所で崔順実が建物の管理人に「処分してほしい」と依頼して放置していった荷物の中に問題のパソコンがあったと「JTBC」のソ・ボクヒョン記者は証言しています。

同記者は建物の管理人の承諾を得て荷物の中を確認し、パソコンの中身を確認し、その電子ファイルの中に韓国の大統領府の資料があることを確認したと同国のTV番組で述べています。

簡単に言えば「捨てられていたパソコンを拾った、その中に同国の大統領府の極秘資料があった」ことになります。

パソコンを廃棄するときに、中のデーターを消去することは、もはや「常識」だと思います。
それなのに、極秘資料が入ったパソコンがそのまま放置されていた、そのまま捨てられていたことに私は違和感を覚えます。

もうひとつ、このパソコンの中にあったとされるデータの「証拠能力」です。
朴槿恵が即座に崔順実の関係を認め、国民に謝罪したため、あたかもこのデータが「本物」であるかのように信じられてしまいましたが、このパソコンのもともとの所有者の特定やデータの改ざんの有無等も厳格に検証する必要があるはずです。

特に「法的に正しい手続きを経て押収された証拠」にもとづいて捜査や裁判と審理が進められるべきであり、韓国のTV局「JTBC」が入手した極秘データが真に「法的に正しい手続きを経て押収された証拠」なのか、はなはだ疑問があります。
拾ったものに証拠としての能力があるのでしょうか。
ちみに一時期、このパソコンは無断で持ち出されたもの、盗み出したものという情報もありました。
もしそれが事実なら不正な手段で入手したことになり、証拠能力はありません。

さらに8人の裁判官全員が、こうした証拠にもとづき大統領の罷免という重大な判決を下したことに驚きを覚えました。

私はこのブログで何度も「嫌韓・断韓・拒韓」を論じて来ましたので、かの国の混乱を冷ややかに眺めている立場ですが、今回の大統領罷免という同国の弾劾裁判の判決を聞いて、改めて「嫌韓・断韓・拒韓」の必要性を感じました。


さらなる「言われなき反日」「ウソつき慰安婦問題」「信用できない韓民族」に振り回される恐れがあるからです。