大阪都構想について来秋二回目の住民投票を行うと言う。

沖縄でも辺野古への米軍基地の移設について住民投票を行い「反対」の民意が下された。

イギリスではEU離脱の国民投票が行われたが、離脱の条件をめぐって紛糾しており、いまだに離脱できずにいる。

民主主義とは、民衆が多数決で物事を決める仕組みであり、民衆の多数意見や声高の世論が常に「正しい」とする体制のことです。

しかし民衆の多数意見や世論は、それこそ一夜で一変するような短慮の見解であり、愚かな民衆が多数決を行えば愚かな結論しか導き出せません。

しかも、こうしたジレンマを回避するためにあるのが「議会制民主主義」なのであり、まず選挙を行い、それぞれの利害の代表となる議員を選出して議会に送り出し、議会であれこれ討議したうえで「正しい判断」を行う仕組みでした。
しかし、その「議会制民主主義」でも決着しない問題が起きると議会は「英断」を放棄して、住民投票や国民投票で論争に終止符を打とうとします。

ところが、その住民投票や国民投票の結果が「愚かな民衆が多数決を行えば愚かな結論しか出ない」というイギリスのジレンマに帰着します。

民主主義とは、独裁者による政治よりは少しはマシかもしれないが、「衆愚政治」による「集団無責任体制」であったのだと思います。

「アダルト」のカテゴリーでこうした意見を述べるのは「異質な意見は選ばれた異質な少数にのみ伝わる」というスタンスを維持したいからです。