スマホトイレ

新型肺炎の対策にはマスクよりも手洗いをする、さらに手指のアルコール消毒をするほうが効果的であると感染症の専門家はアドバイスしています。
また手で顔を触らない、手で目や鼻・口に触れないという具体的な感染症対策を提唱する専門家もおります。

たとえば、トイレに入ったら手を洗う→洗った手を拭く→トイレのドアの内鍵を開ける→ドアノブに触れる→外からトイレのドアを閉めるという日常的な動作の中に、実は、洗った手を拭くことで→タオル等の雑菌が付く→トイレのドアの内鍵に付着した雑菌が手に付く→内外のドアノブの雑菌が付着するという、せっかくの手洗いを台無しする行為が繰り返されます。
だからこそ手洗いが重要だと言われるのですが、アルコールで手指を消毒したあとでスマホを操作したらどうなると思いますか?

特にトイレの中にスマホを持ち込む人は、手を洗っても洗わなくても、トイレのあとできちんとアルコール除菌したとしても、スマホに触れた瞬間にスマホに付着していた雑菌は確実に手指に戻って来ます。
スマホだけではありません、テレビのリモコン、パソコンのキーボードだって同じことなんです。
その手であなたは食事をしたりスナック菓子を食べている・・・

米家庭医学会(AAFP)のジェフリー・ケイン会長やサウスカロライナ医科大学免疫学のマイケル・シュミット教授は「スマホは病原菌の温床、異常な数のふん便性大腸菌群が付着している」と指摘しており、特に液晶面は雑菌が付着しやすく、不特定多数の利用者が入る公衆トイレのような場所では、インフルエンザや大腸菌を付着させてしまい、感染症を周囲に蔓延させることにもなりかねないと警告しています。

スマホのケースや液晶画面・スマホの本体を定期的にきちんと除菌しているユザーは、はたしてどれだけいるのでしょうか?

また社員の仕事中のトイレスマホがサボリにつながることから「トイレスマホ禁止」の貼り紙をしている会社もあり、さらに長時間のトイレスマホが他の利用者(特に傷がいや腹痛のある人・混雑する女性トイレ)の妨げとなることからトイレスマホをやめて欲しいと訴えるネットの書き込みも散見されます。