私の自宅がある賃貸マンションの1階駐車場に、毎年ツバメがやって来て卵を産み雛を育てます。
さらに4~5年前にツバメの巣が二つになり、毎年、駐車場の通路には2カ所、大量のツバメの糞が落ちます。

子育てするツバメは可愛い、ほほえましい。
幼い子どもたちも楽しみにしている。
ツバメの巣は縁起がいいのだから壊してはならない。
それはわかります。

でも、鳥インフルエンザと新型インフルエンザがそうであったように、渡り鳥や野鳥は様々なウィルスを運んで来ます。
さらに鳥の糞には様々な食中毒の原因となる菌が含まれ、乾燥した鳥の糞は舞い上がることで喘息や眼病を起こします。
また渡り鳥や野鳥はダニや寄生虫を運んで来るのであり、アレルギーの原因になります。
新型コロナウィルスの蔓延で緊急事態宣言が発出され、毎日重症者や死者が出ており、さらに1か月ほど延長される状況のなかで、「子育てするツバメは可愛い、ほほえましい、幼い子どもたちも楽しみにしている、ツバメの巣は縁起がいいのだから壊してはならない」などと悠長なことを言っていられるのでしょうか。

実はこのマンションではツバメの巣が壊れて通路に落下していたことから、駐車場に設置された防犯カメラの映像から「犯人」探しまで行われています。
あのね、犯罪に関することなら防犯カメラの映像を入居者に見せることは致し方ないと思う、しかしツバメの巣が壊れたぐらいで防犯カメラの映像を入居者に見せることは「プライバシーの侵害」に該当する。

新型コロナウィルスの蔓延で緊急事態宣言が発出され、毎日重症者や死者が出ており、さらに1か月ほど延長される状況のなかで、ツバメの巣を壊した犯人探しをしている、その危機感の欠如こそが新型コロナウィルスの蔓延が止まらない最大の原因ではないのか?

私はそのツバメの巣を壊した犯人を知っています。
カラスはツバメが戻って来て、頻繁に巣から出入りしている様子に気付くと、カラスはツバメの巣を襲い、卵や雛を捕食します。
その際、ツバメが泥で作った巣のフチに、体重が重いカラスが足で掴まろうとするため、ツバメの巣はもろくも壊れてしまうのです。
これは毎年起きている現象であり、カラスは毎年同じ場所に巣づくりするツバメの習性を熟知しているので、ツバメとカラスの動きを観察していれば簡単に推測できます。

「ツバメの巣づくりを楽しみにしている子どもがいます」と駐車場に張り紙したり、防犯ビデオを再生してまでツバメの巣を壊した犯人探しをしている子育てママさんたちに言いたい。

野鳥たちは時として残酷な争いをすることがある、野鳥は様々なウィルスやダニを持ち込み、喘息やアレルギーを引き起こすことを子どもを持つ親として認識する必要があると共に、駐車場の防犯ビデオの再生には入居者の事前の同意が必要であるというコンプライアンスを管理会社も入居者も守るべきことを。