男女生殖器の違い

人体は受精後、「原始生殖細胞」では男女両方の生殖器官を準備します。
受精後6週目前後の胚子は、男性用として「精巣-精管」を準備し、女性用として「卵巣-卵管」を準備して、男女いずれの性にも分化する可能性を備えています。

そして「何もしなければ」女性の個体に分化し、女性用として準備した「卵巣-卵管」を強制的に切り捨てることで男性の個体へと分化します。
このため、「男性は女性から進化した個体」と見る専門家もいるのですが、実はそれほど単純ではありません。

人体が「原始生殖細胞」の段階では男女両方の生殖器官を準備することから、女性の個体の中に小さな精巣や睾丸が残存していることがあり、男性の個体の中に卵巣様の器官が残存しているもあり、獣医師の中には、ほ乳類の家畜やペットの30%に未分化の異性の生殖器が残存していると考えている人物もおります。

男性・女性のふたつの性しかないと考えるのは古い二分法の発想であって、男性・女性だけでなくその中間の性である両性具有や「自覚されない両性具有性」が存在すると考えるべきでしょう。

性別はもっと曖昧な概念であって、各自の性別はいずれ「自己決定権」によって、身体的観点から男・女・中間性・両性具有・両性具有性を選択することになるはずであり、心的脳的観点から男・女・中間性・両性具有・両性具有性を選択するようになるはずです。

LGBTという概念では分類しきれない「性別自己決定」の時代を私たちはまもなく迎えようとしています。