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ある男性が署名を集めるサイトで漫画雑誌の性暴力表現について「エロと性暴力の違いを区別してください」という署名を呼びかけています。

彼は「相手の同意を取らずに性的な行為をするのは性暴力で、相手の心を傷つけること」 「女性の体を見境なく性的に見ることは当然のことではないこと」という認識を持つ。

男性は未成年者も購読する漫画雑誌等で描かれる過激な性暴力シーンを通じて「男性はそういうことが好きだ」と読者に刷り込むことで、現実世界へのセクハラにつながることを危惧する。

このため彼は、編集サイドで「エロシーン」と「性暴力シーン」を分別して、「性暴力シーン」には「性暴力に関する注意書き」をコマ毎に注記するよう求めています。
では「エロシーン」では「女性がいやがることはしないように、望まぬ妊娠と性行為感染症に注意しましょう」とでも注記するのでしょうか?

たとえば小説やドラマでは「この作品はフィクションです」との但し書きが付けられていますが、漫画雑誌はそもそもフィクションとファンタジーの産物であるので「エロと性暴力の違いを区別せよ」という主張は失当と言わざるを得ません。

ただし、未成年者も購読する漫画雑誌等では「エロと性暴力」については自粛が必要と思います。

補稿:
青少年に性的な情報を与えない、性的な刺激を与えない、青少年から性欲を取り上げる、性的に抑圧するという風潮は、その反面で性的に未熟なオトナを出現させ、その結果、性欲をねじ曲げるという結果も招くことになる。
禁じられた物事は禁じられたことで禁じられたタブーを侵犯するという怪しい魅力を発散することがある。
なぜ教師に性犯罪が多いのか、その答えは、オトナであるのに教師であるがゆえに常に性的に抑圧され続けているという現実がある。
もうひとつ、青少年はオトナが覆い隠そうとする性の世界の情報をこっそり探し出しながら、自己の性欲をコントロールすることを覚えてオトナになって行く。
それなのに青少年たちに対して性の世界の情報を先回りしてことごとく隠蔽しつつ、タテマエとしての「性教育」をしたら、それこそ「教師の性犯罪」と同じ結末になる可能性があると思う。