アツギ タイツ

11月2日、ストッキングやタイツ・インナーなどの「アツギ」の「タイツを履いた女性のイラスト」がネットで「性的消費」と批判されています。
11月2日は「タイツの日」だそうで、「アツギ」の「タイツを履いた女性のイラスト」に対して「女性を性的に消費している」「気持ち悪い」などと批判がありました。


待ってください、その批判は失当です。
TVCMの中には、美人の女優さんがボディクリームを膝から足の付け根まで入念に塗るシーンや、水着を着た女性が登場する必然性がないCMだって存在します。
このボディクリームのTVCMは毎回、美人の女優さんが念入りに素肌にクリームを塗るシーンが登場するのですが、これまで一度も「女性を性的に消費している」とか「気持ち悪い」等の批判がありませんでした。
また多くのストッキングのパッケージにはきれいな女性の足の写真や、美脚を強調したされたパッケージが目立ます。
それなのになぜ「アツギ」の「タイツを履いた女性のイラスト」だけがネットで「女性を性的に消費している」と批判されるのでしょうか?

公共放送であるNHKの夕方の天気予報には、いつもピンヒール履いた女性のアナウンサーがアシスタントとして登場しますが、ほとんど「添え物」に近いピンヒール履いた女性のアナウンサーこそ「女性を性的に消費している」のではありませんか?
NHKに限らず、TV局は若い女性のアナウンサーそのものを「女性を性的に消費している」いるのであり、年増になった女性のアナウンサーはフリーに転身せざるを得ないのが実情です。


「アツギ」の「タイツを履いた女性のイラスト」に関して「着る側ではなく見る側の目線で展開されて困惑」とか「タイツを性的に描いている」との批判もありますが、もともと広告は消費者を意識して制作されるのであり、「タイツのイラストが性的に描かれている」との指摘も「アツギ」に限ったことではありません。
そもそも女性向けのストッキングやタイツという商品そのものが女性を性的に魅力的に見せるためのツールなのではありませんか?

一部の的はずれの批判は無視すること。

「アツギ」はこうした批判について「対応を検討中」としているそうですが、謝罪など無用。
いま「アツギ」を批判しているネットユーザーは「アツギ」のファンではありません。
物陰から石を投げるネットユーザーなどに振り回されるのではなく、専門企業としてのポリシーやスタンスをぜひ貫いてください。