このブログはアダルトのカテゴリーで、あえて場違いな発言をすることで読者を絞り、選ばれた少数の読者に異質なメッセージを届けることを「誇り」にしています。
そのスタンスゆえに、「女性がたくさん入っていると会議は時間がかかる」と放言したJOC森会長の女性蔑視発言を取り上げます。

すべての国内メディアは、森会長の発言を「女性蔑視」と批判しています。
また海外のメディアも「性差別」と猛批判しています。
83歳の国会議員経験者である森氏をJOC会長に据えた時点から、高齢ゆえの認識のズレから起きる「舌禍」と、国会議員の誰もが仕出かす「口はわざわい」「失言の数々」が起きることは容易に想定できたことでした。
森氏をJOC会長に据えて、誰もが高齢ゆえに「大丈夫かな」と危惧していたことがまさに的中した訳です。

私は、JOC森会長の発言を単に「女性蔑視」「性差別」とは見なさず、IOCバッハ会長が東京オリンピック・パラリンピックのテーマとして男女共同参画の実現とLGBTに対する差別の解消を繰り返し強調していたことを思うと、森会長の発言はIOCにとって、ほとんど「戦犯」であると思っています。

もはやネット時代は、発言を撤回すれば済むという状況ではなく、特にJOC森会長の立場上の発言は「女性蔑視」「性差別」「舌禍」「失言」という軽いレベルではなく、14年前に施行された「男女共同参画社会基本法」違反という重大な犯罪と見なすべきなんです。
その違反を「発言の撤回」で済ませるわが国の風土そのものが世界から見て「異常」なのです。

訂正:「JOC森喜朗会長」は誤りで、「大会組織委員会会長」でした。
同氏は2/12辞任。